
学校がエドテック ・パートナーを選ぶ際に注意すること
新しいオンラインツールやプラットフォームは、生徒や学校に新しい知識や創造的な教育・学習方法へのアクセスを提供します。実際、教育テクノロジー(エドテック)産業は、すでに3400億ドル(約46兆3,089億円)規模に達しています。今後ますますより多くの個人や組織がその恩恵を受けることで、エドテック産業自体が成長し続けることが期待されています。
このブームに伴い、学習方法に革命をもたらすと期待されるエドテック企業が何千社も登場しています。
しかし、どのソリューションが生徒や教師のニーズに合っているのかを、どのように判断すればいいのでしょうか?
最適なエドテック・パートナーを選ぶことは、教育の成果に影響を与えるだけでなく、生徒や教師の生産性をも左右します。
最適なパートナーを見つけるために、下記のような質問をすることで、多くの人の意見を聞き、自分達のニーズに合ったエドテック・パートナーを見つけることができます。
1. そのツールは、あなたが抱えている課題を解決しますか?
エドテック・サービス業者にとって、あなたの学校の解決すべき内容と解決が困難な難題の両方があります。
例えば「決められた学生だけにツールを使ってもらいたい」「指定したデバイスからのみアクセスできるようにしたい」「デバイスには技術的な制約があり、ツールはそれに従わなければならない」「学校が想定する目標達成に向けて、柔軟に内容を変更する必要がある」などです。
使用を考えているツール、又はプラットフォームが、課題を解決するために十分な機能と柔軟性を持っていることを確認してください。
また、エドテック・パートナーを選ぶ際に、自分たちとは関係ない課題や問題に対しての解決策を無理に押し売りしてこないことも重要な要素です。そのツールが学校が抱えている問題解決にどれだけ貢献するのかのみ考えてください。
2. 多様な学生の要求に対応できるツールか?

学校は様々な能力を持った人々で構成されており、エドテックツールはその全ての生徒を対象にする必要があります。
エドテック・パートナーは、自社の製品がどれだけ利用者にとって有益かの理由を説明し、具体的に過去に多様なユーザーの問題解決に貢献したかの事例を紹介する必要があります。こういった説明は、単に倫理的であるというだけでなく、サービス業者が学生のバックグランドや学習の進展に真摯に取り組んでいることを示すものです。
ELSAは意識的に多様性に配慮しています。私たちの音声認識テクノロジーは、さまざまなアクセントを持つ学生に対応し、教育目的に特化して設計されています。つまり、私たちの音声モデルは、生徒がどこの国の人であろうと、どんな英語を話しても理解できるのです。
さらに、AIを使って生徒の個々の学習レベル、好奇心、弱点に応じて、個々にあった学習計画を提案することができます。ELSA内のダッシュボード機能により、教師は必要に応じてクラス全体や個々の生徒に宿題を割り当てることができます。
3. そのツールにはどのようなテクノロジーが使われているのか?
エドテックは、現在もっとも革新的な分野の一つです。開発業者は常に、学習をより双方的に、コスト効率よく、そして効果的な新しい方法を開発・提案しています。
現在、エドテックの人気トレンドとして、ゲーミフィケーション、AI (人工知能)、パーソナライズド・フィードバック、コンテキストベースの学習などがあります。これらはいずれも、エドテック・ツールとのエンゲージメントを高め、生徒の理解度を上げることを促すものです。自分に合ったエドテック・パートナーを選ぶ際には、これらのトレンドを取り入れたサービス提供者は、常に現代のユーザーニーズに対応しているため、学校にとって長期的なソリューションとなる可能性が高くなります。
しかし、「革新的」側面のテクノロジーだけに目を奪われないように注意しましょう。例えば、今話題のメタバースを提供しているからと言って、それが問題を解決する完璧な組み合わせになるわけではありません。サービス提供者は、なぜそのテクノロジーを提案し、そのテクノロジーがあなたの問題解決にどう貢献するのかを伝える必要があります。同様に、エドテック・パートナーを決める前に、生徒の特性や環境について調べておく必要があります。例えば、クラスの大半が視覚学習者でない場合、バーチャルリアリティツール (VR) を使う意味はありません。
4. あなたのエドテック・パートナーは、カスタマーサポートを継続的にしていますか?
エドテック・パートナーとは、継続的な関係となります。
そのため、複数の問い合わせ窓口を持つパートナーが望ましいと言えます。例えば、ツールへの定着率を上げる方法、何か問題が発生した、ツールを最大限に活用する方法を知りたいなど、カスタマーサービスがあなたの相談窓口となります。
同様に、有能なパートナーは、エドテックの利点を強める幅広い学習戦略について説明することができるはずです。また、補完的な教材やオフライン活動など、そのツールを最大限に活用するための学習の組み合わせも提案することができるはずです。
エドテック・パートナーは、さまざまな問い合わせ手段とともに、他の学校どのようにコミュニケーションをとり、問題を解決してきたかを説明する必要があります。優秀なカスタマーサービスを証明することで、パートナーは単なる営業マンではなく、真のパートナーであると安心させることができるのです。
学校と連携をとる場合、ELSAにはカスタマーサポートチームがあり、教師がツールやそのアプリケーションを使いこなし、さらにその過程で生じた疑問点などを解決するためのガイドをします。私たちのチームは迅速に問題を解決し、全員が効率的にプラットフォームを使いこなすことができるようにします。また、必要に応じて、カリキュラムのプラットフォームへの組み込みを支援し、教師に授業のアイデアを提案することで、より実践的で創造的な授業を実現します。
5. 他の学校はどのようなエドテック・テクノロジーを使用しているのか?

エドテック・パートナーを選ぶ際には、自分たちの同業者が何を実施しているかを参考にすることが大切です。同じ地域で同規模の学校を見つけ、どのようなエドテック・ツールを使っているか調べてみましょう。
同じエドテック・パートナーを選んでいますか?
その学校はそのパートナーにこだわっていますか?もしそうなら、そのツールの効果はどうでしたか?例えば、特定の分野での生徒の成績は改善したのでしょうか?
同業他社がどういったツールを導入し、どのような効果を生んでいるのかいるのかに注目してください。例えば、語学学習プラットフォームを導入している学校では、採用活動にも貢献したり、トップレベルの語学教師がその学校で働きたいと思うようになったかもしれません。
エドテックが提供するリューションと他校での効果を把握することで、どのソリューションが自分たちの目的を達成するのに最適なツールなのかを判断することができます。
EdtechパートナーとしてELSAを選ぶ
ELSAは、音声認識テクノロジーを使い従来の英語教育・学習方法を改善します。
フィードバック機能は、学習者の英会話の上達をサポートするもので、間違いを見つけ、改善策を提示します。このツールは、学習者にネイティブスピーカーの発音を正確に真似させることを目的とするのではなく、『話す英語』が世界中の人々に理解されるレベルまで到達させることを目的としています。
ELSAを使用した結果、1日平均わずか20分程度の学習で、3ヶ月以内に『90%の生徒』の英語力が向上しています。
また、ELSAは、あらゆるレベルの教師が、生徒に1対1でスピーキングを教えるのに役立ちます。ELSAを使うことで、対面授業と並行して、生徒は英語の流暢さと自信を大幅に改善させることができます。このテクノロジーは多くの人の英語アクセントのデータベースに基づいてトレーニングされているため、非ネイティブスピーカーがよくする間違いを簡単に検出し、改善させることができます。更に、教師はリアルタイムのアクセス解析ダッシュボードで生徒の学習時間や学習の進捗状況の確認が可能となります。
ELSAのテクノロジーはAPIを経由して、他のエドテック・パートナーにも提供されています。APIを利用することで、他のプラットフォームは、ユーザーエンゲージメントを高めるために、もしくはプレミアム機能として、スピーチ機能を自社機能として追加することができます。
『毎日の学習』とともに、エドテックとの組み合わによって、好奇心と分析力を持ち、「今の学習レベル」を把握することが不可欠です。上記に挙げた質問をすることで、希望に合ったエドテック・パートナーを見つけることができます。もっと ELSAの学校向けソリューションとELSAのAPIを活用する方法について知りたい方はこちらもご覧ください。