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日本のエドテック・トレンドからスクールリーダーが学ぶべきこと

日本のエドテック・トレンドからスクールリーダーが学ぶべきこと

日本は、未来志向のテクノロジー開発と勤勉な国民性は周知の通りであり、その結果、日本がエドテックのリーダーであることは間違いないでしょう。

事実、日本は他国と異なり、新型コロナウイルス(COVID-19) ・パンデミックが起こる前からデジタル学習への移行が進んでいました。

  • 2020年、日本のインターネット普及率は90%を超え、2013年以降から88%以上を維持しています。
  • 日本では多くの生徒が放課後に塾や家庭教師による勉強をしています。日本では300を超えるエドテックのスタートアップ企業が誕生しています。
  • 日本のエドテック市場は、2027年までに3,625億円(27億ドル)に成長すると予測されています。

ここでは、世界のスクールリーダーのヒントとなる日本のエドテック・トレンドを見ていきましょう。

1. ハイテク機器へのアクセス

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日本は教育現場にテクノロジーを導入し、教育をデジタル化する「GIGAスクール構想 (Global Innovation Gateway for All)」プログラムを開始しています。GIGA予算全体の約2/3は、義務教育の現場にディバイス(PC, タブレットなど)導入と高品質のインターネット接続を提供するために割り当てられています。

当初は2024年までの実施を予定していましたが、パンデミックやリモートシフトの影響により、前倒しで2021年に実施されました。

同省はこのプログラムの一環として、IT諮問委員会を新たに創設し、テクノロジーの専門家が教師や生徒に対面サポートを行うようになりました。この動きは政府が、人工知能(AI)、ビッグデータ、IoT (インターネット・オブ・シングス)などのサイバースペースを教育に取り入れ、「ソサエティー5.0」と呼ばれるポスト情報化社会を全面的に推進する活動の一部です。

GIGAスクール構想などの革新的な取り組みにより学校の指導者は、新しいテクノロジーを使いこなしながら、その手法を自身の指導に応用させることができるようになることが期待されています。最も重要なことは、これらのプログラムにより、すべての生徒が平等にデジタル学習の機会を得ることができるようになることです。

2. デジタル教科書とプラットフォーム

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2024年以降、日本では小学5年生から中学3年生までの英語の授業にデジタル教科書を導入すると発表しました。この動きは、生徒が正しい発音の練習をしたり、英語のネイティブスピーカーによるオンデマンド録音を聞いたりすることを目的としています。

学校にとってデジタル教科書は、いつでもどこでも利用できるといった身近な存在になり、更に教材が一箇所に集約されるため、先生の作業も効率化されることが予想されます。

これとは別に日本の文部科学省は、全国規模の校務管理システム構築を進めています。このプラットフォームは、生徒の成績や出欠管理、教師の労働時間の短縮化や生徒の家庭学習の状況についてより深いインサイトを支援するものとなります。

注目すべきは、プラットフォームに蓄積された全てのデータは、学校間で移行可能であるため、生徒が他の教育機関に移った場合でも、生徒個人の成績だけでなく、その生徒の特徴や要望などにアクセスすることができるようになります。このシステムはまず2023年に6つの自治体でスタートし、2030年には日本全国に展開する予定です。

3. 学習ツールにおけるゲーミフィケーションとAI

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エドテックの代名詞である「ゲーミフィケーション」は、学生のエンゲージメント、モチベーション、達成感、他とのつながりにプラスの影響を与えることが研究で明らかになっています。

世界トップレベルのゲーム産業がある日本では、洗練されたゲームのグラフィックスやストーリーが、エドテックに取り入れられています。ゲーミフィケーションは、勝ち抜き、得点、物語、チームワークなどの要素を用いて、生徒が楽しみながら学習できるようにするものです。

生徒一人ひとりに合わせカスタマイズも可能です。

例えば、京丹後市の高校では、英語学習アプリ「ELSA」が生徒用タブレットに導入されています。AI音声認識技術により、生徒がアプリに向かって話すと、発音、流暢さ、文法などに関するカスタマイズされた得点が表示されます。このアプリは、生徒が上達するために必要なフィードバックが得られる一方、教師は全生徒の成績を把握することができ、個人の学習進歩に応じて英語の授業を調整することができます。

京丹後市役所でELSAの説明を受ける中山泰司京丹後市長(左)
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教育委員会のある担当者は、AIを導入した授業を行なっている教師から、以前は宿題をやらなかった生徒が、今ではしっかり宿題を終わらせるようになったと聞いています。

ゲーミフィケーションとAIツールは、より多くの生徒のやる気を刺激し、それを活用しようとする世界中の学校の指導者にとって貴重なものとなっています。

教室で加速するエドテックの活用

今やテクノロジーは、教育の現場で確固たる地位を築いています。エドテックは、生徒と教師を支援し、よりダイナミックで合理的な学習環境を実現させます。スクールリーダーは、自身の教育機関にエドテック・ソリューションを効率的に統合し、生徒の学習方法を加速させることができるようになります。

日本のエドテックの実績を参考にし、英語への自信を高めるAI搭載スピーキングコーチ「ELSA」を始めてみてはいかがでしょうか。

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